ドッグライフカウンセラー・征夷犬将軍が命ず!

犬と女性をこよなく愛するドッグライフカウンセラー・征夷犬将軍TSUNAYOSHIが犬を飼う時の注意点や、犬との暮らし方、動物愛護に関して思ったことや知ってもらいたい事、動物を飼うという事を今一度考えてもらおうと書いています。

第12条:ペットのしあわせとは

お久しぶりです。

今日も犬と女性を愛していましたドッグライフカウンセラー・征夷犬将軍です。

animal welfare(動物福祉)

先日、動物取扱業の講習でanimal welfare(動物福祉)という言葉を知りました。

わかり易い言葉だと、動物の心理的幸福を実現するということですね。

僕自身愛犬と暮らしている、またお客様に案内している立場としては、

至極当然。当たり前です。

犬をはじめとするペットと暮らしている大半の方は少なからず意識はしていると思います。

少なからずと言ったのは、ペットの事を愛していても、

意図せずにペットの幸福度を下げている方もいるのではないかという事です。

 

講習の中身に話を戻すと、animal welfareを題材とした映画のワンシーンを見たのですが、

人間はペット達が楽しく暮らして欲しいと思うのは、

先程話した通り当たり前の事だと思うのだけれど、

動物の命を頂く事となると話は違うようで、

パピーミル(子犬工場)のように、豚や鳥に断続的に、機械的に子供を産ませ、

子供を踏み潰さないように、体の幅と同じスペースで生活させていました。

全く動けずに立っているだけの動物。ストレスのある環境で育つ子ども達。

そしてその子ども達を屠殺して人間が食べる。

人間がその命を頂くまでの育て方に問題があるという話でしたが、

現在は少しづつ改善しているようでした。

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パピーミルの存在は知っていましたが、このワンシーンは衝撃を受けました。

これを見て、僕らは少なくとも自分の飼っているペットには、

楽しく、ストレス無く生きてもらう努力をしないといけないなと改めて思いました。

そこで先程意図せずに幸福度を下げている方もいるのではという問題が出てきます。

犬の幸福度を考えよう

何の刺激もなく暮らしている犬は、間違いなく幸福度が低いと思います。

特に使役犬のように目的があって作られた犬種には、

犬種特性を考え、それにあった本能を刺激することで、

愛犬の満足度、幸福度が上がると思います。

例えば…

ヨークシャーテリアミニチュア・シュナウザーはネズミ捕獲のために作られました。

秋田犬は先祖はマタギの相棒として生活をしてきました。

コーギーやシェットランドシープドッグは牧羊犬・牧畜権として作られました。

ビーグル等は嗅覚を使って獲物を追い詰める獣猟犬として生活していました。

ゴールデンやラブラドールは鳥猟犬として生活していました。

他にも色々あるのですが、

現在家庭で飼っている犬はこういった仕事をすることは殆どありません。

しかし遊びの中で似たようなことをさせると良いと思います。

宝探しや、ボール投げなんか良いと思いますね。

ところでパピヨンやトイプードル等、愛玩犬と呼ばれる犬達は使役犬では無いので、

こういうことをせずに部屋の中で遊ばせておけば良いのかというと違います。

部屋の中で頭を使わせるゲームをしたり、なにか芸を覚えさせるのも良いですよね。

こういったものとは別に、愛玩犬も使役犬もやってほしいのが、

前も書きましたが朝晩のそれぞれ最低20分の散歩です。

たまに散歩していると、元気そうな犬をカートに乗せて人間だけが歩いている方がいます。

元気なら歩かせるべきです。

歩かせて肉球への刺激、匂いを嗅がせて鼻への刺激をすることで散歩の満足度が上がります。

小さいチワワだからといって散歩が不必要ということはありませんので、散歩はしてあげましょう。

また人間の食べ物をわけ値気持ちはわかりますが、

犬にとっては害になることも多分にあるので我慢しましょうね。

 

話は少し変わって、先日ペットショップでワンちゃんを購入した方とお会いしました。

買って数年で先天性の病気のために歩けなくなって、ずっとつきっきりだそうです。

ここにも実店舗のペットショップの被害者がいるのかと悲しくなりましたが、

その子には下半身不随の子が使うような車を使って、

少しでも地力で歩く喜びを感じて欲しいと思いました。

動物愛護を考えよう

また別の話ですが、20歳になろうとしている女の子とお話する機会があって、

その子は動物愛護と環境保護について興味があり、もうすぐアメリカに勉強しに行くみたいです。

その子は動物愛護について考えているだけあって、

実店舗のペットショップには反対派だったので色々話しも合い、

やはり日本は動物愛護後進国という考えは持っているようでした。

彼女には是非アメリカで沢山勉強してきて欲しいと思っています。

皆もせめてこのブログを目にした方には動物愛護について、

愛犬の生活について考えて頂ければ幸いです。